ニュースでは「心肺停止○人」と言っているけど死亡とは違うのだろうか? ― 調べてみました

御獄山の噴火の件、現地の方々の安否が心配ですね。

救助に向かうのは容易ではなく、一方で生存して救助を待つ方もおられるであろう出来ごとだけに、今後は救助の采配が大事になってきそうです。

 

ところで、テレビでは、「死者○名、心肺停止○名」という風に言いますが、心肺停止って…亡くなってるってことじゃないの?と思った方はいらっしゃいませんか?

死亡と心肺停止は違うのか。

気になったので調べてみました。

「心肺停止」状態から蘇生処置により蘇生することがありますので、心肺停止=死亡にはならないのです。
  >> 「心肺停止」と「死亡」の違いはなんですか?ニュースなどで「病院に搬… – Yahoo!知恵袋

そう言われてみれば…

素人でもAEDの使い方をならったり、心臓マッサージのやり方を習う場面があります。ばくぜんと心臓が止まっているからと言って、死んでいるとは限らないということは知っていました。

 

特殊な状況(✽)を除き、基本的に死亡の判定は医師しかできません。

  >> 「心肺停止」と「死亡」の違いはなんですか?ニュースなどで「病院に搬… – Yahoo!知恵袋

どうも、「死んだかどうか」を決められるのは医師のみであり、医師が死んだと判断していない以上、心臓が止まっていれば心肺停止と言うしかない、という事情がありそうです。これが、報道にも作用しているのではないかと。

冒頭にツイートを引用しましたが、救助に向かうのは、自衛隊とか、消防隊なんかの方で、医師が同行して死亡判定をするというのはあまり実際にはなさそうです。

とすれば、大規模災害や山岳地帯、遠洋等々での事故は、どうしても発生当初は「心肺停止」という報道が多くなりそうです。もちろん、その後の手当で蘇生することは有り得るという話ですし、ぜひそのためにも一刻も早い救助を、と思います。

 

ちなみに、「特殊状況」というのは、社会死というものを指すようです。

しゃかい‐し 〔シヤクワイ‐〕 【社会死】

医師診断を仰ぐまでもなく、体の状態からだれが見ても判断できる死。

 >> 社会死 とは – コトバンク

頭部が離れてしまっている状態とか、腐敗がはじまっている状態なんかを指すようです。

 

医師が死亡を判断できることの根拠法は、どうもこの辺りのようです。

医師法
(昭和二十三年七月三十日法律第二百一号)

第十九条  診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
 診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。
第二十条  医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。
相続なんかの場合に、問題になることがありそうですね。
広告